中央図書館では児童サービスの充実と共に、子どもの読書に関わる団体と協力し、地域の子どもの読書環境の整備にも力を注いでいます。その一環として市内の小・中学校図書館とも連携し、児童・生徒の学習支援、読書支援を行っています。特に各学校に専任の学校司書が配置されてからは、それまでの学校訪問による読み聞かせや図書館の利用指導よりも物流支援(資料貸出)や学校図書館の環境整備を支援することを重点に取り組んでいます。

連携のあゆみ

平成12年 6月全小・中学校に学校司書が配置される(平成10年度から順次配置)
平成12年11月学校や保育園にリサイクル図書の優先配布を開始(以後継続して実施)
平成13年 5月学校図書館担当者連絡会を開催(以後継続して実施)
平成14年 5月小学校へ学級文庫のセット貸出を開始(以後継続して実施)
平成14年 9月学校図書館とeメールの送受信が可能になる
平成14年10月学校専用配送システムを導入(週1回)/ 学校間で相互貸借を開始
平成15年 4月司書教諭が発令される
平成15年 9月「狛江市子どもの読書活動推進計画」を策定
平成16年 9月文部科学省指定、学校図書館資源共有ネットワーク推進事業始動(3カ年)
平成17年 1月学校図書館の蔵書データベース作業を開始(~8月までに終了)
平成18年 4月学校図書館貸出管理システムの運用開始 / 配送を週2回に増便
平成19年 9月文部科学省指定、学校図書館支援センター事業始動(2カ年)

以降も物流支援とあわせて、学校図書館整備(蔵書点検や書架計画など)に関する支援を継続

授業で図書館を利用される先生方へ

団体利用

調べ学習や体験学習などで、授業時間中に児童生徒が図書館を利用する場合の案内です。いずれも余裕を持って事前にご相談の上、図書館をご活用ください。

施設見学

社会科や生活科の授業の一環として、図書館見学ができます。市内の小学生を対象に、施設を案内し、図書館の利用方法や図書館資料について説明をします。ご希望に応じて実施いたしますが、複合施設のため中央公民館との日程調整が必要ですので、来館希望日の1カ月前までに、下記の事項を電話・FAXにて図書館へお知らせください。

  • 学校名、担当者名、連絡先
  • 来館希望日(できるだけ第3希望までご指定ください)
  • 時間・人数(グループ単位、クラス単位)
職場体験

市内の中学生を対象に、実際に図書館の仕事を体験することができます。ご希望に応じて実施いたしますが、特別整理期間中(毎年6月上旬~中旬頃)はご遠慮ください。来館希望日の1カ月以上前に、下記の事項を電話・FAXにて図書館へお知らせください。

  • 学校名、担当者名、連絡先
  • 来館希望日(連続して受け入れできるのは最大3日まで)
  • 時間(9時30分~16時の間で応相談)
  • 人数(男女問わず1日5人まで)
班学習(授業時間に来館して、資料を探す)

来館予定が決まり次第、下記の事項を電話・FAXにて図書館へお知らせください。

  • 学校名、担当者名、連絡先
  • 来館希望日・時間・人数(グループ単位、クラス単位)
  • 学習のテーマ、必要な資料など
学習支援

毎年7月上旬に夏休みの課題調査を行い、7月中旬から8月末まで自由研究のヒント集など参考図書の特別貸出を行っています。また、総合学習や調べ学習などで利用が多いため、館内に児童向けの郷土学習資料コーナーを常設しています。狛江市や多摩川、野川に関する貸出専用の資料セットも用意しています。市内の小・中学校で使うための資料の貸出は、すべて各校の学校図書館を通じてお申し込みができます。詳しくは団体貸出をご覧ください。

その他

学校図書館ご担当の先生方(図書主任・司書教諭・学校司書)へ

団体貸出

団体貸出を利用する際は、学校図書館をご担当される先生を通じてお申し込みください。これは学校内で授業をされる先生方が、どのような資料を必要としているかを学校図書館が把握し情報を集約していただくためです。貸出依頼にあたっては下記の点にご配慮ください。

  • 1校につき2カ月200冊まで(ただし、学級文庫やセット貸出はこれに含まない)
  • 複本が少ない資料や同一主題の資料は、利用を制限する場合があります。
  • 他校と依頼が重複した場合は、学校間での調整をお願いする場合があります。
  • 刊行後3カ月以内の資料(特に9類)は、団体貸出できません。
  • 資料の紛失や破損・汚損を生じた場合は、同一の本を弁償していただきます。
団体専用図書のセット貸出

市内の小・中学校図書館への団体貸出を目的に揃えています。個人利用や市外への提供はしていません。

・学級文庫用図書
 毎年4月下旬~5月上旬にかけて、希望に応じて利用できます。各学年1クラス30冊程度をセットにして、最長年度末まで貸出します。

・団体セット貸出用図書
 学習テーマに応じた資料セットや集団読書用の複本図書セットを利用できます。

学校専用配送システムの利用

市内の小・中学校を巡回して図書の配送・回収を行う専用配送車を利用できます。
貸出を希望する資料を指定様式で毎週火曜日にFAXでお申し込みください。貸出可能な資料は木曜日にお届けします。また、返却順番待ちの予約資料は戻り次第、直近の配送車に載せます。

  • 毎週2回、月曜日の正午~午後1時30分と木曜日の午前10時~11時30分頃
  • 「狛江市教育委員会」の腕章を着用した業者が訪問します。
  • 指定の場所にある既定のコンテナまたは相当の段ボール箱のみ配送・回収します。
  • 学校間の相互貸借にも利用できます。行き先表示は指定の書式ではっきりと記載してください。
  • 図書館資料および図書館が認めた文書等以外の配送には利用できません。
そのほか

ご要望に応じて、学校図書館に出向いて環境整備や書架計画に関するアドバイスを行います。随時ご相談ください。また、専用配送便の運行情報や学校図書館支援に関する情報などを専用掲示板でお知らせしますのでご覧ください。